○海へ行こう

 青い海、白い砂浜、太陽は白く輝き、燦々と光を注いでいる。
 人の海、汚れた砂浜、少し歩けば人にぶつかり、側では迷子が泣きわめく。
「うにゃにゃぁあ〜〜ん、せぇ〜っかく海に来たのに、これじゃあ市民プールのがまだましぃ〜〜!」
 わきわきと手を振り回し、お下げ髪の女の子が失望を身体全体で表す。
 少女の名前は杜美里。年は十三歳。筋肉を感じさせない柔らかな身体を、ちょっと大人びた黒いビキニで包んでいる。
「うぎぎぃ〜っ!!どいつもこいつも、なんだって海に来たがるのよ!」
 美里が頬を膨らませ、浜辺に怒りをぶつけていると、背後から大きな乳房が歩み寄って来た。
「仕方ないよ、美里ちゃん。そんな事気にしてないで、せっかく海に来たんだから楽しまなくちゃ」
 大きな乳房はゆらゆら揺れながら、不服げな美里をそう諭した。
 振り返る美里。
 そこに立っていたのは美里の最愛の人、大きなおっぱいの芹沢夏美ちゃんであった。
 夏美の姿を認めた途端、美里の顔は大きく崩れた。笑いと共に嬉しさがこみ上げてくる。今、目の前にいるのは当社比150パーセント増のエッチな玩具、等身大夏美ちゃん人形である。頭のてっぺんからつま先の先の先まで、全部美里の所有物である。
「…………えへ、えへへへへへ」
 頭のネジが弾け飛び、妄想モード驀進中の美里。あらぬ方向を見つめ、へらへらと薄ら笑いを浮かべる美里を、夏美は怪訝な顔で見つめた。
「…………好い、絶対好いっ!!」
 拳を握り締め、吼える美里。
「…………あ、あのお、美里ちゃん?」
「世界広しと言えども、すく〜るみじゅぎをこんっっなにもエッチに着こなせる女子中学生は夏美ちゃんしかいな〜いっ!!」
 美里ははらはらと感激の涙を流し、夏美の手を取りぶんぶんと振り回した。
 そう、夏美はせっかく海に来たというのにスクール水着を着ていたのである。
 しかし、夏美の人並み外れた巨白乳は、スクール水着を殊更猥褻に見せていた。窮屈な水着に押し込まれた乳房はその外形を卑猥に変形させ、紺色の生地に陰影をはっきりと映しだしている。
 更には、水着のサイズが小さいのか、それとも古くなって小さくなったのか、水着の下半分は太股をきゅうきゅうと締め付け、柔らかなお尻を強調していた。
「もーおっ!美里ちゃんってエッチなんだからぁっ!!」
 美里の無遠慮な視線に美里は頬を染め、眉根を寄せた。恥じらう姿も………。
「ぜったい!ぜ〜〜ったい好いっ!!」
 何が何でも感激する美里。
 夏美は美里のらりっぱっぱ状態に呆れ、彼女の手をぞんざいに振り払うと、Tシャツを頭から被ってしまった。
 ………が。
「うひぃ〜〜っ!夏美ちゃん、結婚してぇっ!!」
 最早お手上げ状態の夏美であった。美里は仔犬のようにじゃれつき、夏美の体を振り回す。
「ちょ、やめ、………美里ちゃん!?」
 くるくると振り回された夏美は砂に足を取られ、転んでしまう。その上に重なる美里。柔らかな胸に顔を埋め、美里は昇天寸前になる。
「しあわへぇ〜〜」
 美里は恍惚とした表情を浮かべて、夏美の胸の感触を味わった。
 しかし、夏美はそれどころではない。周囲の視線が気になり、無理矢理美里を引き剥がすとようやくの事で起き上がった。
「もう、も〜おっ!美里ちゃんの莫迦っ!エッチ!!こんな人の一杯いる処で、何考えてるの?も〜おっ!信じられないっ!!」
 ぷんすかぷんと頬を膨らませ、夏美は美里を置いて歩き出す。美里は夏美のビーチバッグを拾い上げると、慌てて夏美の後を追った。
「ねえ、夏美ちゃん、夏美ちゃんってばあ………」
 美里の言葉に、夏美は耳を貸さなかった。
「大体、夏美ちゃんの………」
 言いかけて、美里は言葉を飲み込んだ。夏美ちゃんの身体がエッチなのがいけないんだ、などと言おうものなら、火に油を注ぐのは必定である。ここはひとまず平身低頭。その上で、食べ物ででも釣ろう。
「私も悪かったけど、でもね、夏美ちゃんが可愛いと思うのはホントだよ?それって、そんなに嫌なことなのかな?」
 夏美は答えない。
「私は夏美ちゃんのこと大好きだし、大事に思ってるよ。だから、やり過ぎちゃう事もあるけど、反省もしてる。だから、ね?そんなに怒らないで」
 美里の言葉に、夏美はまるで応じなかったが、歩みはだんだんと遅くなっている。
 しめしめ、もう一押し。
「あ、もしかしてお腹空いてない?お腹空いてると怒りっぽくなるって言うし、私、焼きそばおごっちゃおうかな?」
 夏美の足が止まる。
「…………たこ焼きも、食べたいな」
「かき氷もつけちゃう」
 美里の駄目押しの一言に夏美は笑顔で振り返る。
 陽光が一瞬視界の端で反射し、美里は胸がきゅっと締め付けられた。

 しゃくしゃくしゃくと、夏美は満面の笑みを浮かべてブルーハワイをつつく。
 その傍らには山と積まれた焼きそばの空容器、たこ焼きの空容器、そして呆れ顔の美里。
「どうでも良いけど夏美ちゃん、またお腹ピーになるよ………」
 呆れた声を出す美里であったが、夏美はまるで聞いてはおらず、ニコニコとかき氷を口に運び、時折眉をしかめてこめかみを押さえる。
 美里は自分のかき氷を上の空でかき混ぜながら、夏美の様子をぼうっと見ていた。スプーンの上の氷がその愛らしい口に吸い込まれる度、胸の奥からうずうずとしたものがこみ上げてくる。
 美里はこの名状しがたい感覚にいつも悩まされていた。淫欲と愛欲の綯い交ぜの感情。
 苛めたくないのに苛めてしまう。
 と、その時、ふと夏美のスプーンから氷が落ち、その胸元に落ちた。
 青い蜜が胸元を伝い、豊かな谷間に吸い込まれる。
 我知らず、美里は手を伸ばした。
 しかし、夏美はめざとく見つけ、美里の手の甲をきゅっとつねる。
「あやや、見つかったか………」
 苦笑いを見せる美里。
「もーおっ!」
 美里を睨みつける夏美。その顔を見た途端、美里の嗜虐性がむくむくと鎌首をもたげ始めた。
「ねえ、夏美ちゃん。わき乳させて?」
 唐突な美里の言葉に、夏美は唖然としてスプーンを落とした。
「えっ!?」
 混乱する夏美の耳元で、美里は更に囁く。
「だから、わきから手を入れさせて、って言ってるの」
「あ、あう〜〜っ」
 言葉を失う夏美。
 美里はそろそろと手を伸ばし、夏美の胸に触れた。
 むにゅ。
「だ、駄目ぇっ!?」
 慌てて手を振り払う夏美。
「駄目じゃない、駄目じゃない。あ、そうか、人のいる処じゃ、ヤなんだったね。それじゃあさ、何処か人目に付かないところに行こうよ」
 しつこく食い下がる美里。こうなると後には引かないことを、夏美はよく知っていた。しかし、だからといってハイそうですかと胸を晒すわけにはいかない。
「わき乳したい、わき乳したいっ!!」
 子供のようにだだをこねる美里。
 夏美は慌てて美里の口を封じる。
「もう、駄目だよ。絶対に駄目。わき乳なんて嫌なんだから」
 なんとか美里に諦めてもらおうとするが、美里の頭には夏美の水着に手を差し込むことしかなく、夏美の手をふりほどくと大きく息を吸い込んだ。
「わ〜き〜〜〜………んぐぅ!?」
 再び口を押さえられる美里。
 耳元で夏美が囁く。
「わかったよ。でも、ちょっとだけだからね」
 夏美の言葉に、美里はこくこくと頷く。
「ホントはとっても嫌なんだからね」
 念を押す夏美。
「うんうん」
 分かっているのかいないのか、美里はただ口元をほころばせて頷くばかり。
「ぜったい、ぜ〜ったい、ちょっとだけだからね」
「分かってるって。それではいざ、わき乳目指して、しゅっぱーつ!!」
「美里ちゃんってば、絶対分かってない………」
 夏美は溜め息混じりに呟くが、美里は夏美を玩具にすることで頭が一杯になっており、脳天気に相槌を打つ。
「分かってる、分かってるって。人の一杯いるところでは嫌なんでしょ?大丈夫。ちゃんと考えてあるって。先刻、店のおじさんに聞いたんだけど、ちょうどこの店の正面に小さな小島があるんだって。遠泳大会とかではよく使われるらしいんだけど、普段は誰もいない穴場らしいんだ。ボートはここで貸してくれるって言うし、問題無い無〜いっ♪♯」
 美里のお気楽極楽な態度に、夏美は更に深々と溜息をついた。最早この運命からは逃れられないのだろうか?
 合掌。

 数刻後。
二人の少女は小島の上に立っていた。歩いて十数分もすれば一周できるくらいの広さで、島に誰もいないことが分かると、二人は島の反対側にレジャーシートを広げた。
 とは言え、砂浜がある訳では無し、岩棚の上にシートを敷いてその上にバスタオルを重ねた。
 太陽の光を一杯に浴び、夏美は大きく伸びをした。
 潮の匂いが鼻腔に広がる。
「さて、夏美殿?」
 わざとらしく咳払いをして、美里が夏美の傍らに座り込む。
 夏美はそっぽを向くと、そのまま我関せずと言った調子で、再び大きく伸びをした。
「おほん、ほん!!」
 美里の催促の咳払いに、夏美は渋々半身を起こした。
「ね、やっぱりやめにしない?誰か来たら恥ずかしいよお……」
 夏美は懇願するが、美里はまるで聞いてはいなかった。
「さ、夏美ちゃん、私の膝の上に乗って?だっこしてあげる」
 美里の言葉に、夏美は美里の膝と顔を交互に見比べ、首を横に振る。
「こんな所でも人が来るかも知れないし………」
 逡巡する夏美を、美里は辛抱強く説得にかかる。ここで焦っては元も子もない。
「じゃあさ、水に入ろうよ。水の中なら、何してるかすぐには分からないでしょ?」
 最早これ以上は断りきれなかった。のろのろと立ち上がる夏美。
 美里は待ちきれない様子で夏美の手を取り、海へと駆け込んだ。
「ん〜〜、気持ち良いっ♪♯」
 そう言うと美里は波をかき立て、海水を頭からかぶった。水に濡れた髪を払うと、そのまま夏美の背後に回る。
「あ、あのぉ、美里ちゃん?」
 美里は何も言わず、夏美を背後から抱きすくめ、その甘い唇を奪った。
 海でするキスの味は、少ししょっぱかった。
 舌を絡め、互いの蜜をすすり合う二人の少女。柔らかな舌がぬらぬらと絡み合い、糸を引いて離れる。
「ふんぅ………」
 名残惜しそうに唇を離す美里。水の中では、腰に回した手を上へと這い上がらせ、水に浮かぶ乳房をゆっくりと持ち上げる。
「ふふ、水着の感触って好いよね♪♯私、夏美ちゃんのおっぱい大好き。大好き、大好き………」
 水着の上から手を這い回らせ、ぐみゅぐみゅと乳房を揉みし抱き、一方で滑らかな首筋に唇を這い回らせる。乳首をくにくにと捻り、こね回し、つまみ出す。
「あん、くぅ、……ね、ねえ、美里ちゃん、もういいでしょ?」
 羞恥に頬を染める夏美。しかし、美里がこれくらいで満足する筈もなかった。
 美里は悪戯っぽい微笑みを向ける。
「だめ、まだわきから手を入れてないもん」
「そ、そんなぁ………。だったら早くしてぇ………」
「ふふふ、そんなにわきから手を入れて欲しいの?直接触ってもらいたいの?夏美ちゃんって超エッチ」
 美里はそう言って夏美を言葉で嬲ると、ゆっくりと、その感触を愉しみながら、両の手を水着の間に差し込んでいった。
「夏美ちゃんのおっぱい、すべすべしてて、柔らかくて、気持ち良い………」
 水着と肌の間は窮屈で、更なる興奮を誘う。
「ねえ、もう………」
「まだまだ、今、手を入れたばかりでしょ?」
 美里は夏美の乳房の感触に酔いしれた。赤ん坊の肌のように柔らかく、きめが細かく、指は際限なく何処までも沈み込んでいくようで、それでいて確かな弾力を持って押し返してくる。
「夏美ちゃん、好き、好き、好き。食べちゃいたい………」
 溜め息混じりにそう呟くと、美里は片方の手を水着から抜き、下腹部へと伸ばした。
「やあ!?」
 敏感な部分に手を触れられ、夏美は小さく悲鳴を上げる。
「嫌じゃないよ?夏美ちゃんのここ、とってもやらしい………。水着が食い込んで、形がはっきり出てる。右と左の盛り上がりに、エッチな谷間、クリちゃんだってほら……」
 美里は水着の上からやわやわと股間を揉み、撫でさすり、そして淫核を摘んだ。
「胸だけって言っ………ひあっ!?」
 急所を攻撃され、悲鳴を上げる夏美。美里は水着の股間を掴むと、きゅうきゅうと引っ張った。左右から柔肉がこぼれ、花弁がはみ出す。
「い、痛いよぉ。………もう、あはんぅっ!?……や、やめ」
 美里は聞く耳を持たなかった。胸を揉み回し、乳首を捻り上げ、下半身では淫裂に水着を食い込ませる。
「痛いだけ?ほんとに?でも、夏美ちゃんの乳首、こんなに堅くなってるよ?」
 美里はそう言って、夏美のしこり立った乳首を、人差し指の平でくにくにと撫で回した。
「やぅ………」
 むずむずと快美感を感じ、夏美は小さく首を振る
「ふふふ、もうそろそろ柔らかくほぐれたかな?」
 そう言って美里は、その細い指を夏美の股間に潜り込ませた。
 指を淫裂に這わせ、くちゅくちゅと刺激を送る。その指の動きに合わせて、夏美の肩が小刻みに震える。
「わ〜い、ほかほかだぁ♪♯夏美ちゃんのここ、柔らかくて、熱くて、花弁がねっとり指に絡み付いてくる………」
 中指を谷底に潜り込ませながら、美里は耳元で囁いた。同時に親指では淫核を、もう片方の手では乳房を玩ぶ。
 夏美は既に快感に浸り、身体を美里に預けていた。
 上気して、桜色に染まる頬。潤んだ瞳が艶めかしい。
 と、突然、美里は指を水着から抜いた。怪訝な表情で振り返る夏美。
 しかし、続けてくれとも言えず、困惑した表情を向ける。
 美里はそんな夏美の表情を意に介さず、指を舌先で舐めると、艶然と微笑んだ。
「続きは上で………ね?」

 岩棚の上、お下げ髪の少女、それに身を任せる巨乳の女の子。
 美里は夏美の肩紐を下げると、水着の前をぺろりと剥いた。
 白い乳房が目に飛び込み、ふるんと揺れる。
「ふふふ、今日はどっちからだ?」
 御馳走を前にして、顔をほころばせる美里。乳首の先を人差し指でそっと弾く。
「やぁ、夏美のおっぱい、玩具じゃないよぉ………」
 美里は咄嗟に切り返す。
「お・も・ちゃ、だよ?」
 かぷ。
 美里は言葉と共に夏美の大きな乳房に顔を埋め、ちゅうちゅうと乳首に吸い付いた。
 乳首を甘噛みし、舌先で転がす。
「潮の香りと、甘い匂いがする。ミルクは出ないのかな?」
 美里のからかいに、夏美はそっぽを向いた。
「そうだ、忘れてた」
 不意に呟くと、美里は夏美の胸から離れ、自分のバッグを探り始めた。
「…………ん?あった、あった」
 夏美が取り出したのはローションと、そしてかき氷用のシロップだった。
「夏美ちゃんのおっぱいはそのままでも十二分に甘くて美味しいけど、でも、これをかけると一層風味が増すんだよ」
 そう言ってローションとシロップの蓋を開けると、両方を掌に垂らし、夏美の胸に塗り広げていった。
 外側から内側に寄せるように、内から外に広げるように、持ち上げるように。掌に、堅くなった乳首が踊り、くすぐる。
「いやぁ、ヌルヌルして気持ち悪いよ………」
「違うでしょ。ヌルヌルが気持ち好いんだよ」
 そう言うと美里は夏美の水着に手を掛け、引き下ろし、その足首から抜いてしまった。
 しどけなく身体を投げ出す夏美。その白い裸身に、美里はローションとシロップの瓶を傾け、人工の蜜液を垂らしていく。
 ぬらぬらと、妖しい光沢を放つ巨乳少女の身体。美里は蜜液をその身体に塗りつけていく。首、鎖骨、胸、おへそ、………そしてあそこ。
 産毛と見まごう程の薄い恥毛。白く、ふっくらとした土手、僅かにはみ出した花弁。
 美里は特に念入りにそこを弄りまわした。
 粘液にまみれた手が、ぬるぬると下腹部を蠢く。
「うみゅ?なんだか別のヌルヌルもいっぱい出てきたみたい」
 ごにょごにょと手を動かし、美里が呟く。
 夏美は聞こえないふりをして顔を背けた。
 美里はくすりと笑みを洩らして、片方の乳房に吸い付く。花弁を弄る手も休めはしない。
 夏美は息を荒げ、鼻を鳴らしながら、美里の指の動きに合わせてぴくぴくと身体を痙攣をさせる。
「ふふふ、夏美ちゃん可愛い」
 そう言うと美里は水着を脱いで、夏美の身体の上に馬乗りになった。
 うっとりと息をつき、身体を重ねる美里。乳首が触れ合い、少しくすぐったい。
 身体を擦り付け、夏美の身体を舐め回す。
「さ、そろそろ約束のモノをもらっちゃおうかなぁっ?」
 美里の言葉に、夏美は首を傾げる。
「約束のモノ?」
「そ、約束のモノ」
 美里は小悪魔のような笑みを見せると、バッグの中から何やら取り出した。
 ―じゃああああん♪♯―
「双頭バイブ〜〜っc」(←ドラ□もん風に呼んでね。BY:美里)
 張り型を見せ、美里はそれを舐め回すと、ローションをまぶしつけた。
 事態を察した夏美は青ざめた様子で美里から逃れようとするが、美里が馬乗りになっているので思うように動けない。
「や、いやあ……」
 色を失い、首を振る夏美。
「私の純血、夏美ちゃんにあげる………」
 興奮した様子でそう告げると、美里は手にたっぷりとローションをとり、自らの花弁を掻き分けてまぶしつけていく。
「…………何やってるの?いやっ、美里ちゃん、そんな事やめて………」
 夏美のすぐ目の前で、模造ペニスを股間にあてがう少女。
 美里は苦痛に顔を歪ませながらも、懸命にバイブを飲み込もうとする。
 しかし、本能的な恐怖からは逃れられず、その動きは勢いに欠けるものであった。
 肉襞を掻き分け、遅々として潜り込んでいくバイブ。夏美はその様子に鬼気迫るものを感じ、息をひそめて見入った。
 見ているうち、夏美には美里の様子がだんだんと健気なものに思えてきた。
 細くて、小さな身体で、太い模造ペニスを懸命に飲み込もうとする美里。
 そんな美里の様子が可愛く、たまらなく愛おしく感じる。
 そして夏美は、遂に堪えきれなくなって声を上げた。
「いや、美里ちゃんが壊れちゃう。だめ、もうやめて。美里ちゃんが壊れるのいやっ!だって、………私だって美里ちゃんのこと大好きなんだもんっ!!」
 ぶつっ!!
 鮮血が夏美の顔を汚し、美里の白い太股からも血が滴っている。
 夏美の目にも涙が溢れる。
「ありがとう。私の為に泣いてくれているんだね?夏美ちゃんって、優しいな……」
 そう言って苦笑いを見せる美里。夏美の頬を伝う涙を指ですくい、唇を寄せる。

 夏美の太股を担ぎ、男根を花弁の中心にあてがう。
 美里はローションをその上から注ぎ、幾重にも折り重なった花弁を掻き分け、夏美の身体を一気に貫いた。
 タオルを掴み苦痛に耐える夏美。
「私も、夏美ちゃんのこと、大好きだよ」
 唇を重ね、互いを貪る二人の少女。
 ぬるぬると身体が絡み合い、二人の身体は一つの猥褻な生き物のようでもあった。
 舌を絡め合い、太股を絡め合い、互いの身体に手を這わせる。
「夏美ちゃん、動くね?」
 美里の言葉に、夏美はこくりと頷いた。
 美里は腰をゆっくりと引いていく。花弁がめくれ上がり、内臓が引き抜かれそうな感覚に夏美は小さく呻いた。
 亀頭が見え始めたところで、美里は勢い良くペニスを突き入れる。
「は、あぁ……」
 身体を仰け反らせ、弓なりになる。
 二度、三度、美里は同じ行為を繰り返した。
 ローションによるものか、注送による痛みはさほどではなかった。
 だんだんと快美感が湧き起こり、痛みを、いや、理性を浸食していく。
 そしてそれに合わせ、美里の腰の動きも沸き上がる快感に後押しされ、早さを増していった。
 リズミカルに腰を振る美里。
 ぐちゅぐちゅと猥褻な音を洩らしながら、二人の少女の秘唇はバイブに絡み付いていた。 時に早く、時に焦らすように、そして掻き回すように。ひたすら快感を求め、二人の少女は懸命に腰を動かした。
「んはぁ、………あんぅっ!………夏美ちゃんのここ、とろとろにとろけて、バイブにまとわりついてるよ……」
 一層激しく、夏美の子宮を突き上げる美里。
「んんぅっ!…………美里、…ちゃん、………わたし、もう………あはんっぅ!!」
 夏美のつま先が突っ張り、ぴくぴくと痙攣する。
「や、だめぇ、………夏美ちゃん、………あんぅっ!……い、いく時は…あん、…い、一緒……」
 がくがくと首を揺すり、激しく仰け反る夏美。
「いい、……ひあっ!……きひ、気持ち好いよぉっ!!」
「わ、私も、……あんっ!!………い、いっちゃ、………もう駄目ぇっ!!」

 絶頂に達する二人の少女。
 二人は折り重なり、互いの手を握って絶頂の余韻に浸った。
 せわしなく動いていた肺もその動きを大きく、ゆっくりとしたものへと変えていく。
「夏美ちゃん好き。夏美ちゃん好き。夏美ちゃん好き………」
 譫言のように呟き、夏美の乳房を口に含む美里。拙い技巧を見せることなく、赤ん坊のように吸い付く。
 夏美はふっと優しい笑みを浮かべると、美里を愛おしげにかき抱いた。
「私も、美里ちゃん大好き」
 美里に応える夏美。
 その言葉に、美里は目を輝かせて顔を上げた。
「ほんと?」
「………うん」
 夏美は恥じらいながらも、小さく頷く。
「それじゃあ、…………今度はお尻の処女ちょうだいね♪♯」

 岩棚の上に広がる無窮の青空。
 夏はもう終わりを告げようとしていた。

 

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